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Blikje Phantasm
窓から
見る 見える
エデン
歌を 閉じる
捨てる 屋根の外
ゼンマイ
濡れて 枯れて
朽ちて
温もりに似た
泥のぬめり沁み
愛してない 誰一人
青色の地平が錆びていく
何もないね
記憶の記録も
細めるインクが溶け出す
叶うなら
今度こそ本物の何かで
空っぽの器を満たして
せめて…ああ
もう二度と楽園に焦がれぬよう
目隠しを
夢を見ぬように
ねえ
空気
息 揺れる
世界
誰の 見てる
希望 夢の中
何も消えない 私も同じ
雲間から星屑がささやく
それがあった まだ胸の奥
忘れてた本物の何かが
伸ばす
指先 震えて
誰もかれもが
晴れない
怖がって聞こえない
もし見えぬ声 それだけ
叶うなら
今度こそ本物の何かで
空っぽの器を満たすよ
叶うなら
今度こそ初めからわかるよ
気づくから 見えるから
回れ
どうか今この胸の空白の
錆付いた歯車 それでも
かなえたい
今度こそ本物の何かを
満たしたい
明かりに手を伸ばす